お菓子のあるときはやすらぎのとき

贈りものガイド(ひなまつり)

贈りものガイドひなまつり

🍀ひな祭りの由来

もとは五節句のひとつ「上巳の節句(じょうしのせっく)」。
「桃の節句」ともいい、ひな人形を飾り、女の子の成長や幸福を願う「ひなまつり」として親しまれています。

🍀雛人形のお雛様の歴史

雛人形は元々、「上巳の節句」の際に草や藁などで作った人形(ひとがた)に穢れを移したものを川に流し厄払いする行事と、
貴族の女児が行っていた紙の人形をおままごと遊びである「ひいな遊び」が合わさって生まれたものと言われています。

「ひいな」には小さくてかわいらしいもの、大きなものを小さくするといった意味と人形とが重なり、「流しひな」と呼ばれるようになりました。

また、江戸時代になると技術が発達し、紙で作られていた流しひなはより豪華に飾るものへと変わっていきました。

室町時代から人形が飾られるようになり、江戸時代に段飾りができ、日本中に広まりました。

🍀雛飾りの時期

ひな祭りは3月3日と認識されていますが、地域によっては旧暦の4月3日に行う地域もあります。
雛飾りは、節分の次の立春から遅くともひな祭りの1週間前に飾るのが理想とされています。
また、その中でも縁起の良い日を選んで飾る方法もあります。

【立春】2月4日…暦の上でこの日から春とされる日
【雨水】2月19日頃…二十四節気のひとつ。立春から数えて15日目頃。
【大安】何をやるにも縁起がいい日

また、天気の良い日や家族そろって飾り付けができる日でも良いそう。
地域によっての云われもあるのでお身内の年配の方やご家族とご相談し、
良い日にご家族でワイワイ楽しい雰囲気の中で飾り付けると、雛人形も喜んでくれそうですね。

🍀雛飾りとお菓子

「ひなあられ」や「菱餅」などひな祭り定番のお菓子…
飾り方に決まりなどは無いのですが、お菓子や色合いに意味があります。

【ひなあられ】
その昔「ひなの国見せ」というおひな様に春の景色を見せてあげる風習がありました。その時にごちそうと一緒に持って行ったのが「ひなあられ」。
菱餅を外で食べられるよう砕いて作ったという説もあります。
現代では関東風の米を炒って色付きの砂糖がけをしたものと、関西風の塩や醤油味の丸いあられとがあります。

【菱餅】
もともとは古代中国で「上巳節(じょうしせつ)」の時に食べていた母子草の餅で、母と子が健やかにとの願いが込められていたものが元となり、
日本に伝わり、よい香りで邪気を払う蓬を使ったよもぎ餅となりました。
このよもぎ餅に菱の実を入れた白い餅が加わり、くちなしの実を入れた赤い餅が加わり、三色の菱餅になりました。

〈桃色(赤)〉…魔除けの色。くちなしに解毒作用があるとも。
〈白〉…子孫繁栄、長寿、純潔。菱の実に血圧低下作用があるとされた。
〈緑〉…健やかな成長。蓬に厄除けの意味も。

また、雪の下には新芽が息づき始め、雪解けの大地には桃の花が芽吹くという春の情景を現した色合いとなっており、自然の力を取り込み元気でしあわせな女の子に育つようにという願いがこめられています。

【白酒】
もともとは、「百歳」(ももとせ)に通じることから、桃の花をひたした「桃花酒」(とうかしゅ)を飲む風習がありましたが、江戸時代から「白酒」が定着していきました。ほんのり甘い「白酒」ですが、アルコール度数のあるお酒なので、お子様にはノンアルコールタイプのものがあります。

🍀初節句のお祝い

赤ちゃんが初めて迎える節句のことを「初節句(はつぜっく)」と言います。
初節句のお祝いは元は雛人形を母方の実家から贈る風習から派生したものと言われていますが、最近ではそれに限らず、両家の実家から贈る方も増えています。

お祝いの贈り物は、両家の風習や両親の好みに合わせ、ひな人形や御祝金、子供用品が購入できる商品券やひな祭りに関係する商品などの場合もあります。

お祝いは祖父母・両親共に集まってお祝い膳を頂くのが一般的。
また、地域によっては神社にお参りし、祝詞をあげる場合もあります。

🍀お祝いの贈り方

<贈る時期>
ひな人形などの飾りを贈る場合は約1か月以上前までに。それ以外の品物は1週間位前までが良いとされています。
御祝金やギフト券等はお祝いの当日でも大丈夫です。

<贈る日>
お祝い事なので縁起の良いお日柄をご参考に…
「大安」…一日中何をするのも良い日
「友引」…午前・午後共に「吉」、正午のみ「凶」
「先勝」…午前中のみ「吉」
「先負」…午後が「大吉」
なかなかお日柄がいい日に渡せない場合は、「お日柄が良い日に開けて下さいね」と一言添えてお渡しください。

<熨斗・表書き>
お祝い事は何度あっても嬉しい事なので、水引はリボンのような形の「花結び(はなむすび)」で贈ります。
のし…祝いのし
水引の色…紅白、金赤、金銀など
表書き…「初節句御祝」「祝初節句」「初雛御祝」「御祝」

また、お祝いの席にご招待されたとき、「桃の花」を持って行かれると喜ばれることでしょう。

🍀御祝のお返し

初節句で頂いたお祝いへのお返しは、初節句のお祝いの膳を用意したり、食事会にご招待することでお返しとなります。
最近では、帰りに手土産程度の御礼の品を渡す方も多いようです。

別途お返しをする場合、時期はお祝いを頂いてから1週間以内にお返しできるようにします。遅くとも節句の月内に届くようにするのがマナーです。
早いに超したことは無いので失礼の無いようご準備をおすすめします。

<熨斗>
お返しにはきちんと熨斗を付けるのがマナーです。
「品物を丁寧に贈る」ことになるので格式が高くなります。
のし…祝いのし
水引…紅白花結び
表書き…「内祝」「初節句内祝」
名入れ…子供の名前のみ
品物にお礼の手紙を添えるとより丁寧ですし、メッセージカード、お子さんの写真などを添えると嬉しい心配りですね。


子どもたちのしあわせと健やかな成長を願う「ひな祭り」。元は大人にとっても縁起の良い、邪気を払う行事から始まったもの。可愛らしいひな人形や春らしい色が溢れ、大人もわくわくする春の行事です。ご家族そろってぜひ、ひな祭りをお楽しみください。
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